【愛知県豊橋市】アンコンシャス・バイアスをテーマに市民ボランティア向け講座に登壇いたしました
こんにちは
株式会社リソースフル 中田明子です。
1月14日、愛知県の豊橋市社会福祉協議会様よりご依頼を受け、
市民ボランティアの皆様に向けた講座に登壇してまいりました。
最近はオンライン研修も多く、直に受講生と触れ合える貴重な機会。
リアル講座ならではの楽しい講座になりました。
今回は「ボランティア活動に役立つ」アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)
について教えてほしいとのリクエスト。
参加者は30代〜70代総勢50名くらい。
顔見知りもいれば、初めましての方もいらっしゃるとのことで、
1.ボランティア仲間が集まる楽しさを感じる
2.難しい知識ではなく、体験から納得する
3.もちろん、今後の活動に役立つ
以上の3つを目的とした講座を実施しました。
特に、3.については、
様々な立場の人たちが集まって活動をする団体のよくあるケースですが、
会社組織の様な規律が働かないため、
意見の対立から人間関係がこじれてしまったりします。
もしそうなったら、せっかく素晴らしい活動をされているのに残念ですよね。
ですので、意見の違いがトラブルではなく、
「理解」「協力」のきっかけになるための講座といたしました。
この3つを同時に実現できる方法として、ある「ゲーム」を実施しました。
そして、その結果は大正解。
大変盛り上がった時間となりました!
▲年齢、性別、経歴も様々な皆さんが集まりました
▲同じものを見て、聞いて、どうしてこんなに意見が違うのか・・・(驚)
会の終了時には、参加者のお一人が手を挙げられ、
「今日はほんっとうに参加して良かったです!
自分の意見だけが正しいわけじゃないこと、
違う意見の人もそれなりの理由があるんだと、
そういうことをしっかり聞けて、すごく良かった!!
またこの先生を呼んでください!」
(最後の言葉に感無量)
また、後日回収されたアンケートにも、
「楽しかった」「ためになった」という感想がずらり。
- 「自分自身の考え方の狭さが気づいた、自分を見つめ直すことが出来た」
「いろいろな人がいていろいろな意見があるということを踏まえて、コミュニケーションをとっていきたい」
「自分自身の考え方・行動を見つめ直すよい機会だった」
「皆様の意見がバラバラで違っていた、考え方の違いを実感できた。」
「人と話し合うことはいいと思わせてくれる」
「物の見方が変わった。」
「いろんな考えがプレッシャーとかけはなれて肯定されて、リラックスできた」
「楽しい企画だった。生活していく上に大切なことを教えてもらえた」
「楽しみながらグループの方々ともお話出来て、講師の方の一方的なお話でなく、とても楽しい時間だった」
当初の目的、
①楽しく
②体験から学び
③今後の活動に役立つ
をクリアできて良かったです。
さて、
私が今回の講座でお伝えしたことは、
「自分の常識は他人の非常識」
「絶対の正しさなんてないよね」
「周りの人の考えも尊重しましょう」
ということですが・・・・、
はい、こんなことは誰もが知っていることですよね!!
でも、講座中に、
「そんなこと知ってますー(呆)」
とならず、
前のめりになり、人によってはショックを受け、
目を輝かせて
「学びになった!!」
と感じることができたのは何故でしょうか?
それは
「体験による気づき」
があったからです。
私たちは何かを学んで出来る様になる時、
①知らない→②知る→③やってみる→④わかる→⑤できる→⑥している
この、6つのステップを踏みます。
例えば車の運転について、
自動車の運転を例に取ると以下の様になります。
①知らない→②知る
・・・運転の仕方について、講義や教本から知識として知る
②知る→③やってみる
・・・実際に車に乗ってアクセルやブレーキを踏んでみて、動かしてみる
③やってみる→④わかる
・・・何度か実際に走ってみることで、コツがわかる【※気づく】
④わかる→⑤できる
・・・練習を繰り返すことで、意識しながら出来る様になる
⑤できる→⑥している
・・・運転が日常となり無意識に出来ている状態になる
今回の講座で多くの方が「納得!」となったのは、
講座で行ったゲームによって
③やってみる→④わかる【※気づく】
の部分を体験できたからです。
人は、「他人から言われたこと」ではなく、
「自分で気づいた」ことを重要だと感じます。
ですから、講師の役目というのは「教える」ことではなく「気づかせる」ことなのです。
私が過去、会社員時代に受けた「研修」と言われるものの多くが
①知らない→②知る→③やってみる
の段階にとどまっていたように思います。
やってみただけだと再現性が低いため、
研修後に④わかる【※気づく】の段階に自力では辿り着けません。
ただただ知識を「頭で理解している」だけの状態のままでした。
弊社の研修でのご感想で最も多いのは、
「世界の見え方がガラッと変わった!」
「何をやればいいか明確になった!」
というものですが、
それも④わかる【※気づく】ことを目的とした設計を行なっているからです。
加えて、楽しいと脳からドーパミンというホルモンが出て集中力が高まります。
効果的な学びという意味でも「楽しさ」は必須条件なのです。
ただ、一方で今回の講座から学びを得られなかった人がいるのも事実です。
「もう少しレベルが髙いと思った」
こんなご感想をお寄せになったお一人の方は、講座内容に満足されなかったのですね。
(アンケート上は「どちらとも言えない」でしたが)
なぜ、この方は他の方の様に気づきを得られず、「不満」だったのでしょうか?
これにははっきりとした理由があります。
ちょっと長くなってしまったので、これについては追って記事にしたいと思います。
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