体感から始まるチームビルディング
こんにちは。株式会社リソースフルの中田明子です。
先日、40名の経営者や人材育成担当者の皆さんが集まる勉強会で、チームビルディングをテーマにした研修の講師を担当しました。
ゲーム形式で自然に気づきが生まれる
今回の研修は職場の環境を仮想的に体験できる「ゲーム形式」のワークを取り入れました。
狙いは「普段の職場では見えにくいメンバー同士の関係性や役割分担を、ゲームの中で自然と表面化させる」こと。
例えば、こんな様子が毎回見られます
- チームをぐいぐい引っ張っていく人
- 他のメンバーの意見を静かに聞きながら状況を見守る人
- 議論が逸れそうになると、さりげなく流れを戻す人
さらに、参加者自身の「普段の仕事のやり方」も見ることができます。
- ゴールから逆算して計画的に進めるスタイル
- 勘を頼りに、どんどん手を動かしていくスタイル
- 他の人に相談したり調べたりして、慎重に進めるスタイル
ゲームに熱中するあまり普段の様子が現れるのを、いつも興味深く見ています。
振り返りこそが本当の学び
この研修で大事なのは、ゲームを楽しむことだけではありません。
研修後、「どうして上手くいったのか」「どこに課題があったのか」「次にどうすればもっと良くなるのか」を振り返る時間を取ること。ここが、本当の学びにつながるポイントです。
以前の研修でのエピソードです。
あるグループでは、話し合いがあちこちに飛んでしまったり、細かい部分にこだわってしまったりして、制限時間内に目標を達成することができませんでした。
ただ、振り返りの時間に「全体を俯瞰する人がいなかった」「個々が目先のタスクに集中しすぎた」という気づきが出て、次のゲームでは役割をしっかり分担。
見事に目標を達成することができました!
今回の研修でも、振り返りの時間に多くの反省が聞こえてきました。
- 「このやり方じゃダメだったね」
- 「次はこれが必要じゃない?」
- 「これ、職場でいつもしている失敗と同じだ〜!」
こういう気づきは、ただ座って講義を受けるだけでは得られません。
チームで試行錯誤を繰り返しながら、自分の行動やチーム全体の動きを体験から学ぶ。
これこそが、仮想体験ゲーム研修の最大の魅力です。
チームが変わると、個人も変わる
仕事では、「知っているけど、できていない」ことが意外と多いもの。
この研修では、ゲームの課題をクリアできずに悔しい思いをしたり、振り返りを通じて自分たちの行動を見直すことで、その“できていない”部分にしっかり向き合うことができます。
- 「納期を意識していなかった!」
- 「自分ばかり話して、周りの意見を聞いてなかった!」
- 「もっと根拠を明確にして進めるべきだった!」
こうした気づきが日々の業務に活かされることで、個人が変わり、結果的にチーム全体の成果にもつながっていきます。
「個人が変われば、チームも変わる」。そして逆もまた然り。
多くの現場で実感してきたことです。
2025年、新たなプロジェクトがスタート!
仮想体験ゲーム研修を取り入れたチームビルディングプロジェクトは半年単位でご提供しています。
2025年にはまた新しいプロジェクトが始まります!
どんな成長やドラマが生まれるのか、私自身も今からとても楽しみにしています。
仮想体験ゲーム研修は、5名からお気軽に体験いただけます。
普段なかなか話題にしにくいチームの課題や可能性を、体感を通じて見つけてみませんか?
まずは、現状や課題についてお話を伺して、最適なプランを一緒に考えさせていただきます。どうぞお気軽にお問い合わせください!
体感から得られる学びで、チームも個人も新たなステージへ。皆さまとお会いできる日を心から楽しみにしております。