体感から始まるチームビルディング
こんにちは。株式会社リソースフルの中田明子です。
先日、40名の経営者や人材育成担当者の皆さんが集まる勉強会で、チームビルディングをテーマにした研修の講師を担当しました。
ゲーム形式で自然に気づきが生まれる
今回の研修は職場の環境を仮想的に体験できる「ゲーム形式」のワークを取り入れました。
狙いは「普段の職場では見えにくいメンバー同士の関係性や役割分担を、ゲームの中で自然と表面化させる」こと。
例えば、こんな様子が毎回見られます
- チームをぐいぐい引っ張っていく人
- 他のメンバーの意見を静かに聞きながら状況を見守る人
- 議論が逸れそうになると、さりげなく流れを戻す人
さらに、参加者自身の「普段の仕事のやり方」も見ることができます。
- ゴールから逆算して計画的に進めるスタイル
- 勘を頼りに、どんどん手を動かしていくスタイル
- 他の人に相談したり調べたりして、慎重に進めるスタイル
ゲームに熱中するあまり普段の様子が現れるのを、いつも興味深く見ています。
振り返りこそが本当の学び
この研修で大事なのは、ゲームを楽しむことだけではありません。
研修後、「どうして上手くいったのか」「どこに課題があったのか」「次にどうすればもっと良くなるのか」を振り返る時間を取ること。ここが、本当の学びにつながるポイントです。
以前の研修でのエピソードです。
あるグループでは、話し合いがあちこちに飛んでしまったり、細かい部分にこだわってしまったりして、制限時間内に目標を達成することができませんでした。
ただ、振り返りの時間に「全体を俯瞰する人がいなかった」「個々が目先のタスクに集中しすぎた」という気づきが出て、次のゲームでは役割をしっかり分担。
見事に目標を達成することができました!
今回の研修でも、振り返りの時間に多くの反省が聞こえてきました。
- 「このやり方じゃダメだったね」
- 「次はこれが必要じゃない?」
- 「これ、職場でいつもしている失敗と同じだ〜!」
こういう気づきは、ただ座って講義を受けるだけでは得られません。
チームで試行錯誤を繰り返しながら、自分の行動やチーム全体の動きを体験から学ぶ。
これこそが、仮想体験ゲーム研修の最大の魅力です。
チームが変わると、個人も変わる
仕事では、「知っているけど、できていない」ことが意外と多いもの。
この研修では、ゲームの課題をクリアできずに悔しい思いをしたり、振り返りを通じて自分たちの行動を見直すことで、その“できていない”部分にしっかり向き合うことができます。
- 「納期を意識していなかった!」
- 「自分ばかり話して、周りの意見を聞いてなかった!」
- 「もっと根拠を明確にして進めるべきだった!」
こうした気づきが日々の業務に活かされることで、個人が変わり、結果的にチーム全体の成果にもつながっていきます。
「個人が変われば、チームも変わる」。そして逆もまた然り。
多くの現場で実感してきたことです。
2025年、新たなプロジェクトがスタート!
仮想体験ゲーム研修を取り入れたチームビルディングプロジェクトは半年単位でご提供しています。
2025年にはまた新しいプロジェクトが始まります!
どんな成長やドラマが生まれるのか、私自身も今からとても楽しみにしています。
仮想体験ゲーム研修は、5名からお気軽に体験いただけます。
普段なかなか話題にしにくいチームの課題や可能性を、体感を通じて見つけてみませんか?
まずは、現状や課題についてお話を伺して、最適なプランを一緒に考えさせていただきます。どうぞお気軽にお問い合わせください!
体感から得られる学びで、チームも個人も新たなステージへ。皆さまとお会いできる日を心から楽しみにしております。
中学生の心に響いた「思い込みのワナ」—コミュニケーションを考える講演レポート
こんにちは。株式会社リソースフル代表の中田明子です。
先日、浜松市内の中学校で「思い込みのワナ 〜私たちの心と言葉〜」というテーマで講演をさせていただきました。
講演後、先生から以下のような温かいメッセージをいただきました。
生徒の感想が、本当に素晴らしくて、読みながら涙がとまりませんでした。
あたらめて中田先生にお話ししていただいてよかったと感じています。
感想の裏にある普段の様子を一人ひとりを中田先生にお伝えしたいのですが、
子供たちの心に残るものは大きかったです。
本当にありがとうございました。
このお言葉をいただき、今回の講演が中学生の皆さんの心に何らかの「種」を蒔く機会になったことを嬉しく思います。
多感な時期を過ごす中学生にとって、「思い込み」は思考や行動、そしてコミュニケーションに大きな影響を与える要素の一つです。
この講演では、生徒の皆さんと共に「思い込み」について考え、より良いコミュニケーションを育むためのヒントを探ることを目的としました。
講演では、以下の点を中心にお話しました。
- ・無意識のうちに抱いている「思い込み」が、自分や周りの人との関係に与える影響
- ・「普通は〜」「当たり前」といった言葉に潜む”ワナ”
- ・言葉の使い方一つで、相手への伝わり方が大きく変わること
- ・自分の気持ちを大切にし、適切な方法で表現する大切さ
- ・多様な価値観を認め、尊重し合うとはどういうことか
具体的な事例を交えながら、生徒の皆さんと双方向のやり取りを意識して進めました。
講演後、生徒さんたちからは様々な感想が寄せられました。以下はその一部です。
「自分自身で何かを決めることが、とても大切なことだと知ることができました。『こうあるべきだ』と心の中で決めつけることは自分を苦しめることにつながってしまうのだと思いました。これからは自分自身を大切にしていこうと思います。」(3年生)
「『普通は〜』と考えることが“普通”だったのでハッとさせられました。ネガティブに考えるのではなく、『〜をしたい』といった希望の言葉に変え、自分が生きやすい思考や生活をしていきたいです。」(3年生)
「私は、妹がいて親に『お姉ちゃんだから』と言われたりします。でも、何事にも正解が存在しているわけではないということがわかって少し安心しました。これからは、自分の気持ちに素直になるように生活しようと思いました。」(2年生)
「私は今日の明子先生の話を聞く前までは、とにかく、まわりに合わせて言われたことは全てやって、お願いされたら断われなかったのですが、今日の話を聞いて、まわりに合わせるときも大切だけどしっかり自分の意見も言うことが大切だと分かりました。」(2年生)
「人は言葉で思い込みを押し付けてしまうことや、思い込みをおしつけられることがあると思います。ですが時代によって人の考えが変わりつつあります。言ってしまえば誰かを傷つけてしまう、言われないだけで誰かを傷つけていることにこの講話を聞いて気づかされました。」(3年生)
「私は人に流されてしまうことがあり、誰かに「○○は○○だ」と決めつけられたように言われてしまうと、それが自分の中で当たり前になってしまっていました。自分のことを自分で傷つけてしっかり責めてしまうことがあったけれど、今日の話で気持ちが良くなり、自分の意見をもつことの大切さを知ることができました。」(1年生)
「周りの人から聞いたり、自分が勝手に思い込んでいるだけで、自分の生きている世界はもっと広くて、自由ということが分かり、もっと言葉の裏をしっかり確かめたいと思いました。」(2年生)
いただいたご感想を通して、生徒さんたちが「思い込み」やコミュニケーションについて、それぞれの視点から気づきを得てくれたことが分かりました。
言葉の使い方は大切です。なぜなら、私たちが使う言葉は、相手に何かを伝えるだけでなく、時に相手だけでなく自分自身をも無意識のうちに制限してしまうことがあるからです。
逆に言えば、使う言葉を意識することで、心も明るくなり、前向きな思考や行動につながる可能性を秘めているのです。
今後も、言葉が持つ力、無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)、そしてそれらがコミュニケーションに与える影響というテーマを探求し、研修やワークショップなどを通して、より多くの方々と学びを深めていきたいと考えています。
「思い込みのワナ 私たちの心と言葉」は、中学生をはじめ、教職員、保護者、企業研修など、様々な対象に合わせて内容を調整可能です。
コミュニケーションに関するテーマでの講演も承っております。
講演テーマ例
思い込みのワナ 私たちの心と言葉(中学生向け)
言葉の力とコミュニケーション(教職員・保護者向け)
アンコンシャス・バイアスと組織の活性化(企業研修向け)
講演時間:ご要望に応じて調整可能です。
料金:別途ご相談ください。
研修・講演のご依頼、お問い合わせはお気軽にご連絡ください。
【浜松市主催】 Doer Tribe Hamamatsuで講演いたします
こんにちは。 株式会社リソースフル 中田明子です。
学生向けアントレプレナーシップ 醸成コミュニティ
Doer Tribe Hamamatsuにて講演いたします。
テーマは「無意識の思い込みとイノベーション」。
アンコンシャス・バイアスが「変革やイノベーションの障害」になる・・
という当たり前の視点だけでなく、
バイアスそのものが創造性を生む、
という視点をこれからの時代を切り拓く起業家候補の皆さまへお伝えしたいと思います。
日 時:2024.11.20(水) 18:30~20:00
参加費:無料
主 催:浜松市
運営受託者:Co-startup Space & Space FUSE(浜松いわた信用金庫)
<こんな学生*におすすめ>
・アンコンシャス・バイアスについて学びたい
・起業に興味がある
・社会で活躍できる人材になりたい
・自己成長や意識改革に興味がある
・イノベーションを起こしたいと考えている
*浜松市内及び近隣の大学(院)生、専門学校生、高校生が対象となります。
詳細はこちら
【福井県大野市】女性リーダー育成 公開セミナーに登壇いたします
こんにちは。 株式会社リソースフル 中田明子です。
福井県大野市主催、男女共同参画推進事業《女性リーダー育成セミナー》
「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)入門~職場・家庭・暮らしを明るくするヒント~」
に登壇いたします。
当日会場にてお会いいたしましょう。
日時
令和6年10月23日(水曜日)
19時00分から21時00分まで(受付開始18時30分から)
会場
結とぴあ 2階 201・202号室
講師
株式会社リソースフル 代表取締役 中田明子氏
対象
働いている女性(男性の参加も可能です)
定員等
30名(先着)
参加費
無料
申込方法
詳細は大野市行政経営部総務課までお問合せください。
自治体女性職員向け研修を担当しました
こんにちは。 株式会社リソースフル 中田明子です。
一般社団法人日本経営協会主催
「第36回 地方自治体女性職員交流研究会」
の基調講演を担当いたしました。
「『私らしく!』『あなたらしく!』輝くひととまち」
この副題が付いた当研修会は、全国地方自治体の女性職員が対象です。
家庭との両立やマネジメント、人間関係、仕事の進め方など、
日々の仕事や働き方について課題感のある女性リーダーが全国から集合しました。
私は特別講演とグループディスカッションのファシリテーターを担当。
テーマは「アンコンシャス・バイアスって何?~『私らしさ』のバージョンアップ」です。
たくさん感想をお寄せいただいたので、まずその一部をご紹介します。
- 「バイアスに気づき、どう対応していくか、熱くお話しいただいて心に響きました。ありがとうございました。」
- 「AMの講義、PMのディスカッション講評いずれも素晴らしく、受講者の発表を引き上げてくださり、ありがたかった。」
- 「中田先生のお話、面白かったです。とても有意義な時間を過ごしました。」
当日の様子をご紹介します。
特別講演
特別講演ではアンコンシャス・バイアスに関する基本知識と、グループディスカッションをするために必要な情報をお伝えしました。
バイアスへの気づき力を高め、対策を講じるスタート地点に立つためです。
アンコンシャス・バイアスのメカニズムの解説の後、影響の大きい3種類のバイアスについてご紹介。
・ガチガチ頭になるバイアス
・人への偏見を生むバイアス
・可能性を狭めるバイアス
職場や自分の暮らしの中で身近な例を考えていただいたところ、皆さま思い当たる事例が次々と見つかったようです。
この様にまずは「身近にバイアスがあることを知るのが第一歩です。
次に『アンコンシャス・バイアス』に陥らない3つの方法をお伝えしました。
- 1.事実に注目する
2.知識を更新する - 3.仕組みを作る
これらを実行していく具体的な方法を解説。
特に、私が男女共同参画審議委員を務めている浜松市での「行政窓口の仕組み」はイメージしていただきやすかった様です。
▲名前ではなく番号で呼ぶ仕組みは「気を付ける」必要がない
とかくアンコンシャス・バイアスについては
「気を付ける」「思い込みをなくす」といった対策を口にする方が多いと感じています。
ただ、無意識を「気を付け」たり「なくし」たりすることはできません。
確実に対策を講じるためにはどうしたらいいか。
参加者の皆さんにとって「自分ごと」として考えていただく材料を提供して、講演の結びとしました。
グループ・ディスカッション
後半、グループ・ディスカッションの部では
「職場やキャリアにおける『アンコンシャス・バイアス』」がテーマ。
この時間は講演でお伝えした
「アンコンシャス・バイアスに陥らない3つの方法」
で、いかに本質的な解決策を生み出すかのワークです。
参加者間の交流を図りながら
「私らしく」「あなたらしく」
働くことが出来る職場作りを考える時間を目指しました。
グループに分かれ、各自が気づいた「アンコンシャス・バイアス」の事例を共有、整理。
解決したいバイアスを1つ選んで対策を考えていただきました。
当初は戸惑いが感じられ、議論が止まってしまうグループも散見しましたが、
- バイアスではなく「仕組み」に注目
「コントロールできるもの」に注目
することが胆であることをお伝えすると、議論が進み出しました!
【話し合われたテーマの例】
■思い込み:「自分の仕事は、全て自分でやらねばならない」
■悪影響:業務の遅れや仕事の抱え込みによる疲弊に繋がっている
■対策案:
- 業務を共有する時間を朝礼で作ろう
定期1on1を実施しよう
(リーダーである自分が)毎日メンバーに声がけしよう
「思考方法やバイアス対策の枠組み」を知ることで、普段の仕事に活かせる様々なアイディアが生まれました。
一気に解決!とまでは行かずとも、皆様の充実感が伝わってきました。
こうした場面に立ち会えるのは、ファシリテーター冥利に尽きるの一言です。
▲初対面でも同じ「自治体職員」という立場。課題やお悩みは共通の様でした。
ご感想
- 「グループディスカッションでも自分の浮かばなかったアイディア等を知り、大変刺激になりました。」
- 「アンコンシャス・バイアスについて漠然と理解していたことが、整理された気がしました。自分の中でも整理してアウトプットできるようにしたいと思いました。」
- 「『輝くひととまち』というテーマを聞いて、私はキラキラしていないし、本市は消滅可能性都市だし…と気後れしていましたが、それこそアンコンシャス・バイアスだったのだと、ハッとさせられました。自分の意識や行動次第で変わることも必ずあると思うのでアンテナを高く、気付きを大事にしたいと思います。」
「世界の見方が変わる」
「最初の一歩の踏み出し方が変わる」
そんな体験をお楽しみいただけたのであれば嬉しく思います。
ご依頼いただいたご担当者さまからも
「ご講演とグループディスカッションの満足度がとても高かった」との謝辞をいただきました。
ありがとうございました。
ご案内
企業・自治体のダイバーシティ推進・男女共同参画ご担当者様
株式会社リソースフルではアンコンシャス・バイアスに関するオリジナルプログラムをご提供しております。
課題や目標に応じてオーダーメイドでご提供するほか、動画教材の製作もしております。
- アンコンシャス・バイアスについて組織全体で学びたい
多様性の受容を促す機会を作りたい
組織的にダイバーシティの理解を深めたい
などの課題がおありでしたら、まずはこちらからお問合せくださいませ。
無料チェックリストの配布、お気軽に参加いただける定期開催ワークショップについて
【浜松市】教職員初任者研修を担当しました
こんにちは。
株式会社リソースフル 中田明子です。
1月、浜松市UD・男女共同参画課様からのご依頼を受け、令和 5 年度新規採用教職員157名を対象とした初任者研修「学校教育におけるアンコンシャス・バイアスと男女共同参画講座」を担当いたしました。
当日の様子をご紹介します。
まずは、現状の男女共同参画に関する問題点について各種調査のデータを元に解説いたしました。
政治・経済面のほか、東京大学や理数系に進む男女の比率の違いなど、教育分野の格差をクイズ形式で考えていただく中で「現状、思いのほかに大きな格差がある」「対策を講じる必要がある」ことを具体的にお伝えいたしました。
そして、このような男女格差が生まれる原因の一つが「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」です。
学校教育の現場にも多数の「アンコンシャス・バイアス」の問題が散見され、「隠れたカリキュラム」として児童・生徒たちへの無言のメッセージとなっています。
- 【例】
・「男子」「女子」への無意識の役割分担の声がけ
(力仕事は男子、補助・ケアは女子など)
・卒業式でのよくあるケース、男性の校長へ卒業証書を運ぶのは女性教師
・歴史上の偉人、リーダーが男性ばかり
・進路指導の際に「家庭と両立」できる資格を女子生徒にのみ勧める
教師が無意識に行っているこれらの事例によって「男性はリーダー/女性は補助・サポート役」ということを、子どもたちは無意識に学び取っていきます。
講座が進むにつれて新任教員の皆さま一様に、驚きと真剣な表情へと変化されていたのが印象的でした。
この講座をきっかけに、学校教育現場のみならず、自身の「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」の発見の契機となれば幸いです。
課題を認識することこそ、解決への第一歩。
今回の「男女共同参画とアンコンシャス・バイアス」についての認識をスタートに、今後はぜひとも講座内でお伝えした対策を講じていただきたく思います。
次世代を担う子どもたちを育てる教職員の皆さまへ「アンコンシャス・バイアス」をお伝えしたい。
子どもの親である私にとってもかねてからの願いでした。このような機会をとても嬉しく思っております。
ご依頼いただいた浜松市のご担当者さまからも「短時間で大変わかりやすい内容で勉強になった」との謝辞をいただきました。
ありがとうございました。
************
株式会社リソースフルでは「アンコンシャス・バイアス」に関するオリジナル講座をご提供しております。
対象となる受講生の皆さまに合った講座内容を、講義形式・ワークショップ形式など、バラエティ豊かに提供するほか、動画など教材の制作もしております。
- • アンコンシャス・バイアスについて組織全体で学びたい
• 多様性の受容を促す機会を作りたい
• 組織的にダイバーシティの理解を深めたい
などの課題がおありの組織ご担当者様
まずは、お問合せ下さいませ。
アンコンシャス・バイアスチェックリストのご請求はこちら
【文科省委託事業】学校教職員向けセミナーで基調講演を担当しました
こんにちは
株式会社リソースフル 中田明子です。
10月、新宿で行われました
文部科学省委託事業 教職員研修実施委員会主催セミナーにて
学校教職員向けセミナーの基調講演を担当いたしました。
当日のテーマは、学生の内的動機づけを高めるスキル向上。
全国の専門学校の先生向けに、
「学生の可能性を引き出す勇気づけコミュニケーション」
と題して研修を実施いたしました。
全国から集まった皆様、大変熱心にご受講いただきました。
ありがとうございました。
ご感想を一部ご紹介いたします。
今、1年生の担任をしており、後期に入ったタイミングでモチベーションの低迷が見られる学生がいます。
来週ちょうど自クラスの全学生と面談しようと考えているので、
本日学んだ「学生の可能性を引き出す勇気づけコミュニケーション」を実践していきたい。
勇気づけコミュケーションのペアワークは感覚を肌で感じることができて良かったです。
学生に対して実践していこうと思います。
相手に対する話し方で受ける側の印象が変わる事を知り得えました。
原因論ではなく、出来たことに声をかけて褒め、それと同じようにできてない所を伸ばさせる。
また、それを誘導する教員自身がリソースフルでなくてはならない。
***
先生方が「リソースフル」な状態で
学生の皆様の可能性を引き出されることを願っております。
【公開講座】山口県事業 結婚応縁セミナーに登壇しました
こんにちは
株式会社リソースフル 中田明子です。
2023年10月13日、山口県主催事業の一環として、
結婚や家庭におけるアンコンシャス・バイアス
をテーマに講演いたしました。
結婚や家庭におけるアンコンシャス・バイアスついて知っていただき、
無意識のうちに頭の中に根付いたマイナス要素を和らげ、
ポジティブな方向に気持ちを後押しするための
「結婚応縁力」を身につける機会をご提供いたしました。
個人的には、センシティブで難しいテーマと感じましたが、
統計や事例のご紹介を中心に、皆様の意見交換がスムーズに進むよう努めました。
ご担当者様コメント:
話されている内容がとても分かりやすく、
ぼやけていた自分たちの課題に焦点が当たっていくような感覚。
個人的にもっと深堀したものもお聞きしたいと思いました。
ご受講の皆さま、事務局の皆さま
ありがとうございました。
【とやま中小企業人材育成カレッジ】講師を担当いたしました
こんにちは
株式会社リソースフル 中田明子です。
「何てことだ!
ビジョンも目的も分からずに仕事をする、
部下の苦しさが嫌というほどわかった!!」
研修中、沢山の歓声や悲鳴が上がりました。
先の言葉は、演習終了後、
部長のポジションにいらっしゃる方の悲痛な叫びです。
9月21日、昨年に引き続き、
「とやま中小企業人材育成カレッジ」の講師をご依頼いただきました。
この事業は富山県の委託を受け、
新時代の働き方・組織・リーダーシップを身につけるために
県内中小企業経営者や従業員の人材育成を行う公開講座です。
私が担当したのは経営リーダー向け長期コースのうち
「経営実務/VUCA時代に結果を出すチームビルディング術」
講座では、ダイバーシティ(多様性)推進にあたって
必要なチーム作りの3つの視点をお伝えいたしました。
3つの視点とは、「人材力」「組織力」「関係力」のこと。
チームビルディングにおいて常にたちかえる3つの視点を手に入れることで
職場で発生している問題・課題に対する打ち手がわかる様になります。
また、チームが上手くいっている場合も
「なぜ上手くいっているのか」がわかる様になるため、
良い状態を維持し、さらに良い状態へ導くことができるリーダーに成長します。
今回は6時間×2日の集中講座。
その中で合計7個のビジネスゲームや演習を行いました。
それぞれのゲーム・演習の目的は以下の通りです。
- 【人材力、組織力、関係力】3つの視点の理解と体感
- 【人材力、組織力、関係力】3つの視点で課題を捉える練習
【人材力】メンバー一人一人の違いを体感
【人材力】自分の強みを意識する体験
【組織力】目的やビジョンの大切さを痛感
【関係力】価値観の違い、相手を尊重するとはどういうことかを理解
ゲームに夢中になる=「素」の自分が出る
ということ。
日々、無意識に仕事をしている時の
ご自分の状況を省みる機会となりました。
ぜひ今回の学びを経て、
新時代のリーダーとしてご活躍いただきたいと思います!
【公開講座】福井市にてアンコンシャス・バイアス講座に登壇しました
こんにちは
株式会社リソースフル 中田明子です。
公益財団法人ふくい女性財団主催の公開講座に登壇いたしました。
今回は「体験型」。
ご自身のアンコンシャス・バイアスを発見できる機会をお届けしました。
ご感想や当日の様子についてご紹介いたします。
【募集内容】
<体験型>アンコンシャスバイアス~無意識の偏見を考える~
アンコンシャスバイアス(無意識の思い込み・偏見)を知っていますか?
アンコンシャスバイアスは、誰にでもあるもので、あることそのものが悪いわけではありません。
問題なのは、気づかないうちに、「決めつけ」たり、「押しつけ」たりしてしまうことなのです。
アンコンシャスバイアスがある、ということを意識し行動することで、よりよい職場や社会の実現に近づきます。
体験ゲームで、身近な事例を知り、自分の生活に活かしていきましょう。
【日時】
令和5年9月23日(土・祝) 13:30~15:00
【申込〆切】
9/16 定員になり次第、締め切り。
【講師】
株式会社リソースフル 代表取締役 中田明子氏
【会場】
福井県生活学習館(ユー・アイふくい)
【対象】
県内に在住または在勤の方
(性別問わず)
【定員】
30名
【受講料】
無料
【内容】
◇アンコンシャス・バイアス体験ゲーム
◇学校、家庭、職場での身近な事例
◇アンコンシャス・バイアスとの向き合い方
詳細はこちら
(ふくい女性財団ホームページへ)
【受講者ご感想】
- ・ ワークショップを通して、同じことに接していても人によって感じ方が違うことに、なるほどなあと実感しまし た。
・ 体験型であることが良かった。子どもを持つ女性の立場の話は共感しづらい。
・ アンコンシャスバイアスについて理解が深まった。ワークを通して様々な意見があることが分かった。
・ 自分の考え方の癖を改めて知りました。
・ あっという間の時間でした。体験型でしっかり体に入ってくる感じがしました。HPにもアクセスしてみようと思 います。
・ 自分にはない見方を知ることができた。
・ なんとなく理解できていたことを再確認できた。
・ 「人によって見え方が違う」のが体験ワークを通してわかりやすく実感できました。最後の質問コーナーの同僚との付き合い方も参考になりました。
・ 違う考え方(視点)を知りました。
・ 新しい気付きが、あまりなかった。
・ 楽しい時間を過ごせました。興味深い内容でした。ただ、興味があるからこそ、もっと時間があってさらに深 められると良いなという感想です。
・ 最初にワーク、最後にデータからのお話だったので良かったです。意識の高い方がたくさん参加されていて、良い刺激になりました。
・ 自分の立場に置き換えて、難しいこともあるなと思いました。
・ 当たり前と思っていたことが、当たり前ではないということが分かった。
・ 分かりやすかった。グループワークがおもしろかった。
・ もっと講座でワーク形式を増やして欲しい。
・ 色々な意見があることは理解していたつもりだったが、体験を通してより理解ができたと思う。
・ 当たり前や考え方が違うというのを身をもって体験できた。
・ グループワークは、意見の違いが如実に出ておもしろかったです。交差利きなので、利き手の話の時に、勝手に少数派の気持ちを味わっていました。
・ 分かりやすかった。グループワークがおもしろかった。
ご受講の9割の皆様に「満足」「おおむね満足」のご評価をいただきました。
【主催者様講座報告より(抜粋)】
- 人は、生きてきた環境やこれまでの経験によって形成された知識により、考え方が決まるため、個々にいろんな考え方があることを、グループワークによって体感しました。
物語の5人の登場人物について順位付けすることで、人によって感じ方が違い、様々な考え方や意識があることを実感し、他人の考え方を聞くことで、自分が持っているアンコンシャスバイアスに気付くことができました。
はじめに、個人でじっくりストーリーを読み込み、5人の順位付けをしました。その後、グループごとに個人の意見からグループの意見を導き出す段階では、いろんな立場からのいろんな意見が見られ、いろんな意見を共有しました。
参加者からは、「“人によって見え方が違う”ことが体験ワークを通してわかりやすく実感できた」「自分の考え方の癖を改めて知った」など、アンコンシャスバイアスについて理解が深まったとの感想がありました。
最後に、中田先生が、幸せを邪魔する「当たり前」をあげてくださいました。
「~すると~だと思われる」
「昔から~だと決まっている」
「みんなと同じようにしていないといけない」
「もういい年だから今更変えることはできない」
自分の当たり前を見直すことで、潜在的な偏見を取り除いてみてください。
~個人の中にある当たり前は、グループ(社会)の中では当たり前でない~
***
ありがとうございました。
ご受講の皆様の「明るい未来」を願っております!