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お知らせ

自治体女性職員向け研修を担当しました

カテゴリ: 法人(研修・講演) 作成日:2024年03月18日(月)

こんにちは。
株式会社リソースフル 中田明子です。

 

一般社団法人日本経営協会主催
「第36回 地方自治体女性職員交流研究会」
の基調講演を担当いたしました。

 

 

「『私らしく!』『あなたらしく!』輝くひととまち」

この副題が付いた当研修会は、全国地方自治体の女性職員が対象です。

 

家庭との両立やマネジメント、人間関係、仕事の進め方など、
日々の仕事や働き方について課題感のある女性リーダーが全国から集合しました。

 

 

私は特別講演とグループディスカッションのファシリテーターを担当。
テーマは「アンコンシャス・バイアスって何?~『私らしさ』のバージョンアップ」です。

 

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たくさん感想をお寄せいただいたので、まずその一部をご紹介します。

 

  • 「バイアスに気づき、どう対応していくか、熱くお話しいただいて心に響きました。ありがとうございました。」
  • 「AMの講義、PMのディスカッション講評いずれも素晴らしく、受講者の発表を引き上げてくださり、ありがたかった。」
  • 「中田先生のお話、面白かったです。とても有意義な時間を過ごしました。」

 

 

当日の様子をご紹介します。

 

 

特別講演

 

特別講演ではアンコンシャス・バイアスに関する基本知識と、グループディスカッションをするために必要な情報をお伝えしました。
バイアスへの気づき力を高め、対策を講じるスタート地点に立つためです。

 

アンコンシャス・バイアスのメカニズムの解説の後、影響の大きい3種類のバイアスについてご紹介。

 

・ガチガチ頭になるバイアス
・人への偏見を生むバイアス
・可能性を狭めるバイアス

 

職場や自分の暮らしの中で身近な例を考えていただいたところ、皆さま思い当たる事例が次々と見つかったようです。
この様にまずは「身近にバイアスがあることを知るのが第一歩です。

 

 

 

次に『アンコンシャス・バイアス』に陥らない3つの方法をお伝えしました。

 

  1. 1.事実に注目する
    2.知識を更新する
  2. 3.仕組みを作る

 

これらを実行していく具体的な方法を解説。
特に、私が男女共同参画審議委員を務めている浜松市での「行政窓口の仕組み」はイメージしていただきやすかった様です。

 

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▲名前ではなく番号で呼ぶ仕組みは「気を付ける」必要がない

 

 

 

とかくアンコンシャス・バイアスについては

「気を付ける」「思い込みをなくす」といった対策を口にする方が多いと感じています。


ただ、無意識を「気を付け」たり「なくし」たりすることはできません。

 

確実に対策を講じるためにはどうしたらいいか。
参加者の皆さんにとって「自分ごと」として考えていただく材料を提供して、講演の結びとしました。

 

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 グループ・ディスカッション

 

後半、グループ・ディスカッションの部では
「職場やキャリアにおける『アンコンシャス・バイアス』」がテーマ。

 

 

この時間は講演でお伝えした

「アンコンシャス・バイアスに陥らない3つの方法」

で、いかに本質的な解決策を生み出すかのワークです。

 

参加者間の交流を図りながら

「私らしく」「あなたらしく」

働くことが出来る職場作りを考える時間を目指しました。

 

 

グループに分かれ、各自が気づいた「アンコンシャス・バイアス」の事例を共有、整理。
解決したいバイアスを1つ選んで対策を考えていただきました。

 

 

当初は戸惑いが感じられ、議論が止まってしまうグループも散見しましたが、

 

  • バイアスではなく「仕組み」に注目
    「コントロールできるもの」に注目

 

することが胆であることをお伝えすると、議論が進み出しました!

 

 

 

【話し合われたテーマの例】

■思い込み:「自分の仕事は、全て自分でやらねばならない」
■悪影響:業務の遅れや仕事の抱え込みによる疲弊に繋がっている
■対策案

  • 業務を共有する時間を朝礼で作ろう
    定期1on1を実施しよう
    (リーダーである自分が)毎日メンバーに声がけしよう

 

 

「思考方法やバイアス対策の枠組み」を知ることで、普段の仕事に活かせる様々なアイディアが生まれました。

 

一気に解決!とまでは行かずとも、皆様の充実感が伝わってきました。
こうした場面に立ち会えるのは、ファシリテーター冥利に尽きるの一言です。

 

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▲初対面でも同じ「自治体職員」という立場。課題やお悩みは共通の様でした。

 

 

ご感想

 

  • 「グループディスカッションでも自分の浮かばなかったアイディア等を知り、大変刺激になりました。」
  • 「アンコンシャス・バイアスについて漠然と理解していたことが、整理された気がしました。自分の中でも整理してアウトプットできるようにしたいと思いました。」
  • 「『輝くひととまち』というテーマを聞いて、私はキラキラしていないし、本市は消滅可能性都市だし…と気後れしていましたが、それこそアンコンシャス・バイアスだったのだと、ハッとさせられました。自分の意識や行動次第で変わることも必ずあると思うのでアンテナを高く、気付きを大事にしたいと思います。」

 

 

「世界の見方が変わる」
「最初の一歩の踏み出し方が変わる」

そんな体験をお楽しみいただけたのであれば嬉しく思います。

 

ご依頼いただいたご担当者さまからも
「ご講演とグループディスカッションの満足度がとても高かった」との謝辞をいただきました。

ありがとうございました。

 

 

 

ご案内 

企業・自治体のダイバーシティ推進・男女共同参画ご担当者様

 

株式会社リソースフルではアンコンシャス・バイアスに関するオリジナルプログラムをご提供しております。

課題や目標に応じてオーダーメイドでご提供するほか、動画教材の製作もしております。

 

  • アンコンシャス・バイアスについて組織全体で学びたい
    多様性の受容を促す機会を作りたい
    組織的にダイバーシティの理解を深めたい

 

などの課題がおありでしたら、まずはこちらからお問合せくださいませ。

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