【浜松市】教職員初任者研修を担当しました
こんにちは。
株式会社リソースフル 中田明子です。
1月、浜松市UD・男女共同参画課様からのご依頼を受け、令和 5 年度新規採用教職員157名を対象とした初任者研修「学校教育におけるアンコンシャス・バイアスと男女共同参画講座」を担当いたしました。
当日の様子をご紹介します。
まずは、現状の男女共同参画に関する問題点について各種調査のデータを元に解説いたしました。
政治・経済面のほか、東京大学や理数系に進む男女の比率の違いなど、教育分野の格差をクイズ形式で考えていただく中で「現状、思いのほかに大きな格差がある」「対策を講じる必要がある」ことを具体的にお伝えいたしました。
そして、このような男女格差が生まれる原因の一つが「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」です。
学校教育の現場にも多数の「アンコンシャス・バイアス」の問題が散見され、「隠れたカリキュラム」として児童・生徒たちへの無言のメッセージとなっています。
- 【例】
・「男子」「女子」への無意識の役割分担の声がけ
(力仕事は男子、補助・ケアは女子など)
・卒業式でのよくあるケース、男性の校長へ卒業証書を運ぶのは女性教師
・歴史上の偉人、リーダーが男性ばかり
・進路指導の際に「家庭と両立」できる資格を女子生徒にのみ勧める
教師が無意識に行っているこれらの事例によって「男性はリーダー/女性は補助・サポート役」ということを、子どもたちは無意識に学び取っていきます。
講座が進むにつれて新任教員の皆さま一様に、驚きと真剣な表情へと変化されていたのが印象的でした。
この講座をきっかけに、学校教育現場のみならず、自身の「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」の発見の契機となれば幸いです。
課題を認識することこそ、解決への第一歩。
今回の「男女共同参画とアンコンシャス・バイアス」についての認識をスタートに、今後はぜひとも講座内でお伝えした対策を講じていただきたく思います。
次世代を担う子どもたちを育てる教職員の皆さまへ「アンコンシャス・バイアス」をお伝えしたい。
子どもの親である私にとってもかねてからの願いでした。このような機会をとても嬉しく思っております。
ご依頼いただいた浜松市のご担当者さまからも「短時間で大変わかりやすい内容で勉強になった」との謝辞をいただきました。
ありがとうございました。
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株式会社リソースフルでは「アンコンシャス・バイアス」に関するオリジナル講座をご提供しております。
対象となる受講生の皆さまに合った講座内容を、講義形式・ワークショップ形式など、バラエティ豊かに提供するほか、動画など教材の制作もしております。
- • アンコンシャス・バイアスについて組織全体で学びたい
• 多様性の受容を促す機会を作りたい
• 組織的にダイバーシティの理解を深めたい
などの課題がおありの組織ご担当者様
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