「チームワーク」と「チームビルディング」
「ああ・・だからあの時会社を辞めたのか・・・!」
週末に参加したセミナー冒頭でのこと
講義を聞きながら
過去の経験を衝撃とともに思い出しました。
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私が新卒で18年勤めた会社の
最後の職場は
「みんなに意見を聞いてから進めよう」
「みんなで平等に仕事割り振りましょう」
ということを大切にする職場でした。
一見良いことを言っているのですが、
私はやりにくくてたまりませんでした。
なぜなら、仕事の「ゴール達成」ではなく
「仲良くやる」ことが目的のように感じてしまっていたからです。
ゴール達成までの効率を考えず、
個人の得意分野を考えず、
「平等に分担する」ことが本当に大切だろうか?
「成果が出るチームビルディング」について
何も学んでいなかった当時の私は
筋道をたてて
反対意見を伝えることができませんでした。
結局、他の様々なやりにくさも後押しとなり
退職に繋がる一因となりました。
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セミナーで講師が話していたのは
「チームワーク」と
「チームビルディング」の違いです。
「チームワーク」の会社は
社長が電話に出る会社
「チームビルディング」の会社は
社長が電話に出ない会社です。
この違い、お分かりでしょうか?
社長には社長にしかできない役割、仕事があります。
それをせずに「現場が忙しいから」と
電話に出てしまっていいものでしょうか?
成果につながるのはチームビルディング、
平等に仕事を分担するのではなく
適切に役割分担できているチームです。
当時の職場は
一人一人の強みや資質や役割抜きで
「みんなで平等ににがんばるチームワークの職場」
でした。
「チームワークは人を殺す」
講師の言葉に
結局退職してしまった過去の自分を思い出し、
妙に納得してしまいました。
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時を経て、現在の私は
やりがいと業績が上がるチーム作りの講師をしています。
現在進行中で
色々な学びを続けている中で思うことは
「あの時、このスキルがあれば良かったのに」
「こういうプロセスを踏めば上手くいったのに」
「早くこのことを知っていたかった・・!」
ということ。
チームの作り方
部下指導の仕方
コミュニケーション方法・・
当時の自分のように、
何も知らないまま現場で奮闘している方がとても多いことに胸が痛みます。
知っていたら、持っていたら、
「もっと上手くできる様になる」
「もっと結果が出る様になる!」
「もっと仕事が楽しくなる」
「やり方・あり方」を
沢山の頑張っている次世代リーダーへお届けしたい!
渡しの日々のモチベーションになっています。
最近は多くのクライアント様と関わらせて頂き
チーム作りの強力な方法をお渡しできる様になりました。
「チームの雰囲気が全く変わった!」
「教えてもらった方法で仕事がやりやすくなった!」
「先生のあり方に勇気をもらえた」
こんなお声を頂くなか
一人一人の違いを活かし、成果を上げる
「チームビルディング」の手法を届けていきたい
気持ちを新たにしています。